高塀を越えて房垂る山牛蒡
■ 高塀を越えて房垂る山牛蒡 ( たかべいを こえてふさたる やまごぼう ) 最近、いつも通る道沿いの家の高塀から、赤紫色の小さな実を葡萄の房のように垂らしている植物を見かける。名前は、「洋種山牛蒡(ようしゅやまごぼう)」という。在来種の「山牛蒡」と区別するため少し長たらしい名前になったようだ。...
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■ 番まつり瑠璃まつりとは賑々し ( ばんまつり るりまつりとは にぎにぎし ) 先日ある公園にでかけた時に、番茉莉(ばんまつり)の花を見た。この花、5月頃に家の近くで見た花だが、まだ咲いているのかと思いながら歩いて行くと、今度は瑠璃茉莉(るりまつり)の花が咲いていた。...
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■ 白粉のほんの一夜の夕化粧 ( おしろいの ほんのひとよの ゆうげしょう ) 夕方頃散歩にでかけると、薄紅色の鮮やかな花が群生しているのをよく見かける。名前は白粉花(おしろいばな)。その別称は夕化粧(ゆうげしょう)という。花の名前には、きれいな名前のものもあるが、この花の名前は、どちらかというと艶っぽいと言った方が良いだろう。...
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■ 秋晴れの京の祭にパトレイバー ( あきばれの きょうのまつりに ぱとれいばー ) 昨日、一昨日の二日間、京都の岡崎公園近辺で、「京都岡崎ハレ舞台:京都岡崎レッドカーペット2014」というイベントが開催された。...
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■ 藤袴よせて古風に女郎花 ( ふじばかま よせてこふうに おみなえし ) 秋の七草である二つの草花、藤袴(ふじばかま)と女郎花(おみなえし)が重なって咲いているのを植物園で見た。青空をバックに、紫色の藤袴、黄色の女郎花の取り合わせが実に良く、えも言えぬ小景を作っていた。そこで、当初、その景を以下のように詠んだ。...
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