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■下呂 三句
■ 下呂 三句 ○ ころころとバック片手に夏の下呂 （ ころころと ばっくかたてに なつのげろ ） ○ 下呂の町下駄を鳴らして夕涼み （ げろのまち げたをならして ゆうすずみ ） ○ 山間の涼気さしこむ下呂の朝 （ やまあいの りょうきさしこむ げろのあさ ）...
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■岐阜城 二句
■ 岐阜城 二句 ○ 岐阜城や天下眺むる雲の峰 （ ぎふじょうや てんかながむる くものみね ） ○ 国盗りに馳せる山城夏の夢 （ くにとりに はせるやましろ なつのゆめ ）...
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■台風一過 三句
■ 台風一過 三句 ○ 久々の空の青さよ台風一過 （ ひさびさの そらのあおさよ たいふういっか ） ○ 濁流の音も和らぎ台風一過 （ だくりゅうの おともやわらぎ たいふういっか ） ○ 台風一過ときは今ぞと蝉時雨 （ たいふういっか ときはいまぞと せみしぐれ ）...
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名も色も涼しきことよ初雪かずら
■ 名も色も涼しきことよ初雪かずら （ なもいろも すずしきことよ はつゆきかずら ） 最近、白やピンクの涼しげな葉を広げている植物をよく見かける。名前は「初雪かずら」という。その葉の様子が初雪が積もった時の様子に似ているところから付けられたそうだ。...
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花芙蓉饅頭のごと落ちてあり
■ 花芙蓉饅頭のごと落ちてあり （ はなふよう まんじゅうのごと おちてあり ） まだ残暑は厳しいが、立秋以後、周囲は徐々に秋の花に変わりつつある。秋の代表的な花として、今特に目立つのは芙蓉（ふよう）で、白、ピンクの花を木全体につけ、爽やかな風を受け揺らいでいる。...
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悪なりに生きろとばかり悪茄子
■ 悪なりに生きろとばかり悪茄子 （ わるなりに いきろとばかり わるなすび ） 悪茄子（わるなすび）を初めて見たのは数年前のことで、鴨川の土手の一画で大量に群生しているのを見た。茄子に似た紫の花で、それが、悪茄子という名前であることは、帰宅後に図鑑で調べて知った。その時にとっさに詠んだのが以下の句である。 悪茄子そんなに悪とは思えんが...
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