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さながらに分子模型や柾木の実
■ さながらに分子模型や柾木の実 （ さながらに ぶんしもけいや まさきのみ ）花の少ない今の時期によく見かけるのは、千両、万両、南天などの赤くて丸い実だが、それらとは色形が違う実を先日植物園で見た。 右の写真がその実だが、真に面白い形をしており、色も赤と橙が配置され非常にカラフルである。植物の名前は「柾木（まさき）」というらしい。...
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たちばなや御所望拝の彦九郎
■ たちばなや御所望拝の彦九郎 （ たちばなや ごしょぼうはいの ひこくろう ）右の写真を見て、どきっとされた方もいるのではないだろうか。何と二本差しの侍姿の人が、どこかに向かって土下座をしている。...
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寒梅や絵馬のあふるる天満宮
■ 寒梅や絵馬のあふるる天満宮 （ かんばいや えまのあふるる てんまんぐう ）昨日１月２０日は、二十四節気でいう大寒（だいかん）の日で、この前後は一年の内で最も寒い時期といわれている。 それ故に咲く花も非常に少ないが、もうそろそろ早咲きの梅が咲き始める頃だと思い、先週の土曜日、京都の梅の名所の一つである「北野天満宮」に行ってきた。...
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熊笹の中や笹鳴き初に見る
■ 熊笹の中や笹鳴き初に見る （ くまざさの なかや ささなき はつにみる ）今日も先日行った北野天満宮の話だが、この神社には長い参道があって、大通りから入ったところの一画に熊笹が植えてあった。 緑の葉の周りに白い隈（くま）があり、そのコントラストが実に鮮やか。暫く見とれていると、急にざわざわと音がし、チッチッチと鳥の鳴き声がした。...
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梔子の実のみぞ朱き冬の寺
■ 梔子の実のみぞ朱き冬の寺 （ くちなしの みのみぞあかき ふゆのてら ）京都には寺社が非常に多いと言われているが、一体どれくらいあるのか。文科省の宗教統計調査（平成２８年１２月３１日現在）によれば、京都府には神社が約１７００、寺院が約３０００あるそうだ。（京都市内に限れば、神社約８００、寺院約１７００。）...
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餅花のごと垂るる真弓の実殻かな
■ 餅花のごと垂るる真弓の実殻かな （ もちばなのごと たるるまゆみの みがらかな ）毎度同じことを言っているが、この時期に咲く花は少ないので、どうしてもそれ以外の物に目が行く。今日も昨日に続いて木の実を取り上げたい。...
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三椏の蕾さながら散る霰
■ 三椏の蕾さながら散る霰 （ みつまたの つぼみさながら ちるあられ ）昨日、一昨日と花の代りに面白い果実を取り上げてきたが、今日は蕾を取り上げたい。...
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皓皓と天使の梯子雪山に
■ 皓皓と天使の梯子雪山に （ こうこうと てんしのはしご ゆきやまに ）先週の土曜日、ここ京都においても雪が降り、朝方近辺でも少し積もっていた。そこで早速雪景色を撮ろうと賀茂川（鴨川の上流）へ行った。...
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雪被き夏柑光る坂の家
■ 雪被き夏柑光る坂の家 （ ゆきかずき なつかんひかる さかのいえ ）先週の土曜日は、自宅の近くでも薄っすらと雪が積もった。雪国のように雪掻きするほど積もってなかったので、早速散策にでかけ、様々な木々が雪に覆われている景を楽しんだ。...
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侘しさも紅侘助に和みけり
■ 侘しさも紅侘助に和みけり （ わびしさも べにわびすけに なごみけり ）実のところ、先週の土曜日は植物園にも行ったのだが、花壇は掘り起こされたままで、目を引く花はほとんど見られなかった。 ただ、花が全くなかった訳ではなく、「つばき園」の一画では、早咲きの椿の花が幾種類か咲いていた。...
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冬日さす路地に色濃き御柳梅
■ 冬日さす路地に色濃き御柳梅 （ ふゆびさす ろじにいろこき ぎょりゅうばい ）今日取り上げる「御柳梅（ぎりゅうばい）」については、名前を聞いたことはないし、花も見たことがないという人が多いのではないだろうか。かくいう自分も、数年前に植物園で初めて見た。名札を見ると「梅」が付いていたので、梅の一種かなと思ったが、見た雰囲気はかなり違う。...
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モヒカンの新参者や川秋沙
■ モヒカンの新参者や川秋沙 （ もひかんの しんざんものや かわあいさ ）冬季は花が非常に少ない季節だが、遠くから渡り鳥がやってくる季節でもある。 本ブログを始めた７年前は、それらの鳥の名前もほとんど知らなかったが、最近ではかなり分かる様になってきた。...
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節分や内なる鬼を退治せよ
■ 節分や内なる鬼を退治せよ （ せつぶんや うちなるおにを たいじせよ ）昨日は節分。京都でもいろいろな寺社で節分祭が催されるが、今年は京都御苑の近くにある蘆山寺（ろざんじ）の追儺式鬼法楽（ついなしきおにほうらく）を見てきた。...
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公園やビオラはやっぱり春の花
■ 公園やビオラはやっぱり春の花 （ こうえんや びおらはやっぱり はるのはな ）昨日は立春。この日は、ある用事のついでに、京都駅の近くにある梅小路公園に行ってきた。何か春の気配が感じられるものがないか探索するためである。 この日は、非常に暖かく園内を少し歩くと直ぐに汗ばんできた。それが何よりも春らしさを感じさせた。...
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早々と咲いて陽気な花菜かな
■ 早々と咲いて陽気な花菜かな （ はやばやと さいてようきな はななかな ）昨日は、梅小路公園で見た「ビオラ」の記事を掲載したが、その公園の花壇には他にもいくつかの植物が花を咲かせていた。...
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名も知らぬ花は虹色春来る
■ 名も知らぬ花は虹色春来る （ なもしらぬ はなはにじいろ はるきたる ）昨日に続き、今日も梅小路公園からの記事を掲載したい。花壇に咲いていた花には「ビオラ」「菜の花」の他にもいくつかあった。 これから咲きだす花もあったが、特に目を引いたのが、公園の一画に群生し、細長い茎を伸ばして多くの花を咲かせている植物である。...
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森蔭に残雪のごとスノードロップ
■ 森蔭に残雪のごとスノードロップ （ もりかげに ゆきのこるごと すのーどろっぷ ）今日は梅小路公園から離れて、京都の植物園からの記事。 取り上げるのは「スノードロップ」。実はこの草花、１２月頃から花を咲かせていた。だから、冬の季語だと思われがちだが、春の季語に分類されているので掲載を遅らせてきた。...
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まんず見る支那万作のちぢれ花
■ まんず見る支那万作のちぢれ花 （ まんずみる しなまんさくの ちぢれはな ）先週の土曜日は、例により２週間ぶりに京都の植物園に行ってきた。 相変わらず咲いている花は少なかったが、先ずは「万作（まんさく）」の花が咲いているかどうかを確認するため、以前から植えてある場所に向かった。...
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木漏れ日の光は淡し節分草
■ 木漏れ日の光は淡し節分草 （ こもれびの ひかりはあわし せつぶんそう ）今日取り上げる「節分草（せつぶんそう）」は、節分の頃に咲くことから、その名が付けられたと言われている。 非常に可憐な花で人気が高く、現在は、乱獲や自生地の環境破壊によって希少植物になっているとのこと。...
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