男とて化粧もすなるさねかずら
■ 男とて化粧もすなるさねかずら ( おとことて けしょうもすなる さねかずら )本ブログでは、もっぱら植物を対象とした俳句と写真、そして若干の解説を添えた記事を掲載してきた。 初めてから既に7年を経過したが、これまで取り上げた植物は約800種。しかし、写真は撮ったが、まだ取り上げたことがないものも500種ほどある。...
View Article荒れすさぶ野路に咲き初む和水仙
■ 荒れすさぶ野路に咲き初む和水仙 ( あれすさぶ のじにさきそむ わずいせん )これまで初冬から咲く花として、山茶花、石蕗、枇杷などを取り上げてきた。仲冬になると、咲く花も更に限られてくるが、その代表的な花として「水仙(すいせん)」が挙げられる。...
View Article薄日さす紅き落葉の寺苑かな
■ 薄日さす紅き落葉の寺苑かな ( うすびさす あかきおちばの じえんかな )11月中頃から12月初めにかけて、各地の紅葉を追っかけてきたが、今現在、その紅葉もほとんど散ってしまった。 ただ、その名残りはまだあり、先日行った近くのお寺の庭は、イロハモミジなどの紅葉した葉が落葉となり絨毯のように地を覆っていた。...
View Article今年また確と菰巻く大蘇鉄
■ 今年また確と菰巻く大蘇鉄 ( ことしまた しかとこもまく おおそてつ )先日行った植物園は、もうすっかり冬の景になり、花壇の花は少なく、裸木が目立っていた。 そんな中、目を引いたのが菰巻き(こもまき)にされた「蘇鉄(そてつ)」である。毎年12月初めに施され、写真のような格好で冬を過ごし、3月中旬ごろに外される。...
View Article霜日和お多福南天赤み増す
■ 霜日和お多福南天赤み増す ( しもびより おたふくなんてん あかみます )最近、街中を歩いていると、背丈は低く葉が真っ赤に色づいている植物をよく見かける。 名前は「お多福南天(おたふくなんてん)」という。その由来は「南天」の仲間であり、葉がふっくらして「お多福」に似ているからだそうだ。...
View Article起重機が師走の空にガオーガオー
■ 起重機が師走の空にガオーガオー ( きじゅうきが しわすのそらに がおーがおー )先日、ある高台から京都市内を見下ろした時に、ビルの間から突出して立っている起重機(クレーン)が見えた。 (最後の写真参照) 特別に珍しい光景とは言えないが、こういう光景を見るといつも思い出すのが、ビル街で大暴れするゴジラと太古の恐竜。...
View Article鬼柚子の南瓜の如き冬至かな
■ 鬼柚子の南瓜の如き冬至かな ( おにゆずの かぼちゃのごとき とうじかな )一昨日(22日)は冬至(とうじ)の日。北半球では一年の間で昼が最も短く、夜が最も長くなる。昼間の太陽の高さも一年で最も低く、日射しが弱くなるという。...
View Article葉牡丹を植えて園生の年用意
■ 葉牡丹を植えて園生の年用意 ( はぼたんを うえてそのうの としようい )先週の土曜日、例により2週間ぶりに植物園に行ってきた。予想通り園内は閑散としていて、花はほとんど咲いておらず、花壇がところどころ掘り起こされていた。...
View Article冬ざれの苑にエリカの咲きほこる
■ 冬ざれの苑にエリカの咲きほこる ( ふゆざれの そのに えりかの さきほこる )昨日のブログで、先日行った植物園には、ほとんど花が咲いていなかったと記したが、全く咲いていなかった訳ではない。 意外なことに、「四季彩の丘」というエリアの片隅に「蛇の目(じゃのめ)エリカ」が数株植えてあって、木全体を覆うように小さな花を咲かせていた。...
View Article灰空に冬芽を散らす大銀杏
■ 灰空に冬芽を散らす大銀杏 ( はいぞらに ふゆめをちらす おおいちょう )紅葉シーズンの最後を飾る銀杏の黄葉もすっかり散ってしまい、あるお寺に植わっている大銀杏もほぼ完全に裸木となっていた。...
View Article冬川に潜りを競う黒き鳥
■ 冬川に潜りを競う黒き鳥 ( ふゆかわに もぐりをきそう くろきとり )今の時期、池や川辺などでたくさんの水鳥を見ることができる。近辺では、美術館などのある岡崎公園に琵琶湖疏水があり、様々な水鳥が飛来する。 ただ、数年前に水底の大がかりな浚渫(しゅんせつ)工事が行われたせいか、水鳥の勢力に少し変化が見られる。...
View Article▼来年の九日まで投稿を中断します。
今年も残すところ三日となりました。本年は昨年以上に多くの方々にご来訪いただき、またコメントをいただきました。誠にありがとうございました。...
View Article▼本日よりブログを再開します
新年明けましておめでとうございます。年末年始より長らくブログを中断してましたが、本日よりブログを通常通り(土日休稿)再開したいと思います。本年も、俳句と写真と関連文などをまとめた記事を掲載していきたいと思いますので、引き続きご愛顧くださいますよう宜しくお願いいたします。
View Article■カンボジアにて 二句
■ カンボジアにて 二句 ○ 寒逃れ今真夏日のカンボジア ( かんのがれ いままなつびの かんぼじあ ) ○ 大いなる観音の笑みアンコール ( おおいなる かんのんのえみ あんこーる )...
View Article■アンコールワットにて 二句
■ アンコールワットにて 二句 ○ 異人らと異国の遺跡の日の出見る ( いじんらと いこくのいせきの ひのでみる ) ○ アンコール諸行無常の風暑し ( あんこーる しょぎょうむじょうの かぜあつし...
View Article■カンボジアの植物 二句
■ カンボジアの植物 二句 旅行四日目の朝はゆっくりめに起きて、午前中は緻密な彫刻で有名な「パンテアイ・スレイ」という遺跡を訪問。これで、遺跡巡りは全て終了。午後からはシェムリアップ市内観光と土産品などの買い物。その後レストランで夕食をとって午後6時過ぎには空港へ行き、午後8時30分発の飛行機で帰途に就いた。 ○ココナツとヤシの葉陰にハンモッグ ( ここなつと...
View Article▼カンボジア旅行スナップ写真
▼カンボジア旅行スナップ写真▲去る1月4日から8日までのカンボジア旅行の記事を1月9日から11日のブログに掲載しましたが、本日は、そこで掲載しなかったその他のスナップ写真を以下に掲載しました。▼▼【牛車】▼▼▼▼【考える猿】▼▼▼▼【カンボジア伝統舞踊:アプサラダンス】▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼【伝統影絵芝居:スバエクトーイ】▼▼▼▼【ナイトマーケット】▼▼▼▼▼▼▼▼【シェムリアップ市内】▼▼▼▼▼▼▼...
View Article蝋梅のひとり咲きたる梅の苑
■ 蝋梅のひとり咲きたる梅の苑 ( ろうばいの ひとりさきたる うめのその )先週の土曜日に、3週間ぶりに京都の植物園に行ってきた。さすがに、この時期に来園している人は少ない。 また、園内を回っても咲いている花はほとんどなく、花壇も掘り起こされて、次の花を植える準備をしているところが多かった。...
View Article寒木瓜の静かに咲ける小道かな
■ 寒木瓜の静かに咲ける小道かな ( かんぼけの しずかにさける こみちかな )先日、久しぶりに近辺を散歩したが、山茶花などは赤色のもの以外は、ほとんど散ってしまい、花らしい花はほとんど見られなかった。 そんな中、沿道に植えてある木瓜(ぼけ)が何輪か花を咲かせていた。春に見かける木瓜の花とは違い、花は小さめで色も控え目。...
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