■ 春寒く咲くを躊躇う野辺の花
( はるさむく さくをためらう のべのはな )
▼▼仏の座(ほとけのざ) :シソ科オドリコソウ属
先週の土曜日に行った植物園では、昨日取り上げた「万作」の他に確認したいものがあった。
それは、春の野草がどれくらい咲き始めているかということである。
結果は、まだ数輪咲いているだけで、ほとんどがこれからといったところ。
ここ数日、寒さがぶり返してきたため、野草も咲くことを躊躇(ためら)っているのかもしれない。
本日の掲句は、そんな様子を詠んだ句である。「春寒く」は「春寒し」の連用形で春の季語。
以下には、当日植物園で見た野草の現況写真を掲載した。
もう少し盛んに咲くようになってから、再度個別に取り上げたいと思う。
▼▼大犬のふぐり(おおいぬのふぐり) :オオバコ科クワガタソウ属
▼▼繁縷(はこべ) :ナデシコ科ハコベ属
▼▼オランダ耳菜草(みみなぐさ) :ナデシコ科ミミナグサ属
▼▼種漬花(たねつけばな) :アブラナ科タネツケバナ属
▼▼おまけの猫
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