■冬の東北の旅(3) 松島 二句
■ 冬の東北の旅(3) 松島 二句 ○ 甲板の風は冷たし島めぐり ( かんぱんの かぜはつめたし しまめぐり ) ○ 冬晴れや千々に重なる松の島 ( ふゆばれや ちぢにかさなる まつのしま...
View Article▼明日より入院のため投稿を中断します
急なお知らせになりますが、明日から入院のため投稿を中断します。前々から首の状態が思わしくなく、「変形性頸椎症」と診断され手術することになりました。旅行に行けるぐらいですから症状はそれほど悪くはありませんが、早めに処置しておいた方が良いとということで今回の手術を決意しました。手術は一日で終わるのですが、手術後の養生に時間がかかるということで入院は3週間から4週間になるということです。この間、全く身動き...
View Article▼明日よりブログを再開します
頸椎手術のため1月末から入院し、ブログを中断してましたが、先週の土曜日(2月20日)に無事退院しました。つきましては、明日より通常通り(土日休稿)ブログの再開をしたいと思います。また、皆様のブログにも訪問させていただきたいと思ってます。尚、今週いっぱいは入院中の報告もかね、その時に詠んだ句などを中心に掲載し、来週からは花鳥諷詠を基本に句と写真等を掲載していきたいと思います。今後とも変わらぬご愛顧のほ...
View Article■入院俳句(1) 五句
■ 入院俳句(1) 五句今回入院したのは1月30日だが、実際に手術したのは2月2日。入院中、最も印象に残ったのは、その手術を終えた直後のことで、今日はその時のことを思い出し詠んだ句をいくつか掲載したい。○ 「オペ成功」医師に頷く我がおり ( 「おぺせいこう」 いしにうなづく われがおり )...
View Article■入院俳句(2) 五句
■ 入院俳句(2) 五句昨日は、手術当日から翌日にかけての状況を掲載した。実のところ、非常にしんどかったのは、その時ぐらいで、それ以降は比較的穏やかに過ごすことができた。○ お茶碗を捧げて食す術後粥( おちゃわんを ささげてしょくす じゅつごがゆ...
View Article■長兄逝く 二句
■ 長兄逝く 二句 ○ 「長兄逝く」と次兄の声聞く春の宵 ( 「あにゆく」と あにのこえきく はるのよい ) ○ 故郷に愛別離苦の春の雪 ( ふるさとに あいべつりくの はるのゆき...
View Article野にも出よ早も元気に犬ふぐり
■ 野にも出よ早も元気に犬ふぐり ( のにもでよ はやもげんきに いぬふぐり )先の土曜日、久しぶりに京都の植物園に行ってきた。1月初めに行ったきりなので、1ケ月半ぶりになる。かなり春らしくなったのではと期待していたが、必ずしもそうではなかった。...
View Article万作じゃ万作じゃとてまんず咲く
■ 万作じゃ万作じゃとてまんず咲く ( まんさくじゃ まんさくじゃとて まんずさく )「万作(まんさく)」という植物は、数年前にネット図鑑で見て知っていたが、実物を見たことはなかった。それを先日行った植物園で初めて確認できた。個々の花は思っていたより小さかったが、たくさん咲くと結構華やかである。...
View Article水温むシンクロナイズに番い鴨
■ 水温むシンクロナイズに番い鴨 ( みずぬるむ しんくろないずに つがいいがも )一昨日は突然の雪で驚いたが、どうやら明日辺りからぽかぽか陽気になるそうだ。本日の掲句は、先週の土曜日に詠んだ句だが、そんな気候に相応しい句として掲載した。...
View Article道の辺はペンペン草の宴かな
■ 道の辺はペンペン草の宴かな ( みちのべは ぺんぺんぐさの うたげかな )先日、大通りの歩道を歩いていたら、街路樹の下で薺(なずな)が群生し花を咲かせているのを見かけた。薺と言えば、春の七草の一つであることは知っている人も多いと思うが、町中で見かけることはあまりない。...
View Article百千鳥鳴くよ椿の藪の中
■ 百千鳥鳴くよ椿の藪の中 ( ももちどり なくよ つばきの やぶのなか )最近、いつもの散歩道の椿の藪に、沢山の小鳥たちが集まってきて朝から姦しい。本日の掲句は、そんな様子をそのまま詠んだ句である。「百千鳥(ももちどり)」とは、多くの小鳥のことで、春の季語になっている。...
View Article街角をくすぐるようにミモザ咲く
■ 街角をくすぐるようにミモザ咲く ( まちかどを くすぐるように みもざさく )最近街中を歩くと、黄色の小さな丸い花を木全体にスポンジのように咲かせている花木を時々見かける。名前は「ミモザ」というが、人の背丈よりも樹高が高いので結構華やかに見える。...
View Article突として山手に聞こゆ初音らし
■ 突として山手に聞こゆ初音らし ( とつとして やまてにきこゆ はつねらし )先日、家の玄関を出ると、突然山手の方から長い囀り(さえずり)が聞こえてきた。あまり大きな声ではなかったが、どうも鶯(うぐいす)の囀りのようである。まだ本格的でなく、やや遠慮気味で音程も少し狂っていた。...
View Article残る鴨土手は斑にうす緑
■ 残る鴨土手は斑にうす緑 ( のこるかも どてはまだらに うすみどり )先週の土曜日、例により2週間ぶりに植物園に行ってきた。その報告は明日以降にするとして、今日はその近くを流れる賀茂川の情景について触れたい。...
View Articleエリカ咲くつかみどころのなきままに
■ エリカ咲くつかみどころのなきままに ( えりかさく つかみどころの なきままに )「エリカ」という花の名は、お騒がせ女優と言われた「沢尻エリカ」の名前、古くは西田佐知子の「エリカの花散るとき」という歌のタイトルで知っていた。しかし、その花を実際に見たのは数年前である。...
View Article高らかにマーチ奏でよラッパ水仙
■ 高らかにマーチ奏でよラッパ水仙 ( たからかに まーちかなでよ らっぱすいせん )先週行った植物園では、年初に沢山咲いていた日本水仙はほとんど姿を消していたが、その代り、黄水仙、ラッパ水仙が結構咲いていた。中でもラッパ水仙は花弁が大きく華やかな感じだった。...
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