▼本日よりブログを再開します
新年明けましておめでとうございます。この年末年始はブログを一時中断してましたが、本日よりブログを通常通り(土日休稿)再開したいと思います。本年も、俳句と写真と関連文などをまとめた記事を掲載していきたいと思いますので、引き続きご愛顧くださいますよう宜しくお願いいたします。
View Article■初詣 二句
■ 初詣 二句 ○ 人波に願い渦巻く初詣 ( ひとなみに ねがいうずまく はつもうで ) ○ お神籤の白き花咲く初詣 ( おみくじの しろきはなさく はつもうで )...
View Article陽だまりに日本水仙耀えり
■ 陽だまりに日本水仙耀えり ( ひだまりに にほんずいせん かがよえり )先日あるバス停に寄った時、付近の家の板塀前に沢山の日本水仙(にほんずいせん)が咲いているのに出会った。丁度日が差していて、白色の花弁と真ん中の黄色の部分(副花冠)が仄かに輝いていた。本日の掲句は、その情景を詠んだものである。...
View Articleチロリアンランプの灯る寒の路地
■ チロリアンランプの灯る寒の路地 ( ちろりあん らんぷの ともる かんのろじ ) 正月も早や8日。6日に、冬の寒さが厳しさを増すと言われる小寒(しょうかん)の日を迎えたが、今年は何だか冬らしい感じがしない。とは言え、立春の前日の節分(2月3日)までは、「寒」「寒中」「寒の内」といい、一年の内でもっとも寒い時期となる。...
View Article人気なきベンチ温める冬日かな
■ 人気なきベンチ温める冬日かな ( ひとけなき べんちぬくめる ふゆびかな )先の土曜日、今年初めて京都の植物園に行ってきた。昨年12月に行って以来3週間ぶりになる。この時期はあまり花が咲いていないので、これまでは敬遠してきたが、実際にどんな状況か確認のために行った。...
View Article屋敷守る柊南天冬紅葉
■ 屋敷守る柊南天冬紅葉 ( やしきもる ひいらぎなんてん ふゆもみじ )散歩の時などに、土塀に囲まれた大きな家(屋敷)の前を通ることがある。その周りには、柊南天(ひいらぎなんてん)が植えてあって、今赤く色づいている。...
View Article葉牡丹が代役務む花の園
■ 葉牡丹が代役務む花の園 ( はぼたんが だいやくつとむ はなのえん )先日行った植物園では、花ではないが目立った植物がある。ご存知、葉牡丹(はぼたん)である。まず正面入口に鉢植えの葉牡丹があり、それから何か所かの花壇にデザインされて植えてあった。...
View Article逍遥の道の枯木の影の濃し
■ 逍遥の道の枯木の影の濃し ( しょうようの みちのかれきの かげのこし )寒に入り、夜中や朝方は底冷えするが、日中は日も差して穏やかな感じの日が続いている。昨日も朝方は日が差していて、枯木の影が散歩道に黒々と見えた。 本日の掲句は、その様子を詠んだ句である。「の」を繰り返すことで浮き立つ調子を出すことを少し意図して詠んだ。本句では「枯木」が冬の季語。...
View Article風雪に耐えて春待つ御所の松
■ 風雪に耐えて春待つ御所の松 ( ふうせつに たえて はるまつ ごしょのまつ )先の土曜日、久しぶりに京都御苑に行ってきた。この日は南側の門から入ったが、直ぐに目に付いたのが大きな松の木。何度も行っているので特に珍しくもないのだが、青空をバックに非常に美しく見えた。...
View Article春来ぬと紛うばかりや寒の梅
■ 春来ぬと紛うばかりや寒の梅 ( はるきぬと まがうばかりや かんのうめ )今日も京都御苑からの記事だが、今回行った理由の一つに梅林の梅の状況を確認することがあった。他のブログで、梅が既に咲いているという記事をいくつか見たからである。...
View Article冬天の青に弾ける楝の実
■ 冬天の青に弾ける楝の実 ( とうてんの あおにはじける おうちのみ )一昨日が「松」、昨日は「梅」を取り上げたので、今日は「竹」といきたいところだが、京都御苑では、残念ながら竹が見れなかった。その代わり、「栴檀(せんだん)」の大木に出会った。...
View Article■雪の景 三句
■ 雪の景 三句昨日は大寒。それに合わすように京都では初雪が降った。今日は、その日の朝方に、散策路で詠んだ三句と写真を掲載したい。 雪被き棕櫚の葉っぱは 鶴のごと ( ゆきかずき しゅろのはっぱは つるのごと...
View Article温そうな雪の帽子や枯芙蓉
■ 温そうな雪の帽子や枯芙蓉 ( ぬくそうな ゆきのぼうしや かれふよう )一昨日の雪は昨日にほぼ融けて、今は全く残っていないが、今日もその時の景を題材に記事を記載したい。取り上げるのは、雪を被った「枯芙蓉(かれふよう)」。 写真の通り、芙蓉の実が飛び散った後にできる殻に雪が帽子のように積もっていて、何となくほのぼのとした感じがした。...
View Article金剛に光る枯木の雫かな
■ 金剛に光る枯木の雫かな ( こんごうに ひかるかれきの しずくかな )雨上がりの朝は、空気に幾分か潤いがあって非常に心地よい。また、日が射してくると、木々に残った雨雫がきらきら光り美しい。本日の掲句はそんな様子を見て詠んだ句である。...
View Article▼来週の水曜日まで投稿を休止します
【 お 知 ら せ 】いつもご愛読ありがとうございます。明日より二泊三日の旅行のため、投稿を一時休止します。27日(水)には旅行の報告もかねて投稿を再開しますので、引き続きご愛顧くださいますようお願いいたします。尚、その間のコメント等の返信はできませんので、ご了承ください。
View Article■冬の東北の旅(1)
■ 冬の東北の旅(1)先の日曜日から昨日まで東北方面に旅行に行ってきた。日本全国を寒波が襲い、出発が危ぶまれたが、幸いにも京都、大阪は晴れていて、伊丹空港を9時40分頃出発できた。仙台空港到着は11時前で、こちらも予想に反し快晴だった。 ○ 静けさや雪に埋もるる立石寺 ( しずけさや ゆきにうもるる りっしゃくじ...
View Article