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訪ね来て残る牡丹は二三輪
■ 訪ね来て残る牡丹は二三輪 （ たずねきて のこるぼたんは にさんりん ）先週の５日は「こどもの日」で国民の祝日だったが、二十四節季では「立夏（りっか）」の日に当たり、俳句の世界では、この日から夏モードに突入する。...
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家居して卯の花腐しに紛れけり
■ 家居して卯の花腐しに紛れけり （ いえいして うのはなくたしに まぎれけり ）「卯の花」という花の名は、唱歌「夏は来ぬ」の冒頭、「卯の花の匂う垣根に～」にも出てくるので大概の人は知っていると思う。...
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アカシアの花さながらに雨のごと
■ アカシアの花さながらに雨のごと （ あかしあの はなさながらに あめのごと ）先日、近くの大学の近辺に立ち寄った時、「アカシア」の大木が何本か植えてあって、沢山の花をつけているのに出会った。 「アカシア」と言えば、かつて西田佐知子が歌った「アカシアの雨にうたれて このまま死んでしまいたい～」という一節を思い出す。...
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老鶯の声の出迎え山の寺
■ 老鶯の声の出迎え山の寺 （ ろうおうの こえのでむかえ やまのてら ）今年のGWは特に遠くに出かけることはなかったが、気分転換にと３年ぶりに近くの「将軍塚（しょうぐんづか）」に登った。 この塚は、東山連山の小高い山標高（２１０ｍ）の頂上にあり、今は青蓮院（しょいうれんいん）の飛地境内にある。...
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■ 通り過ぎゆく花たち （６） 《小手毬、大手毬、浪速茨》
■ 通り過ぎゆく花たち（６） 《小手毬、大手毬、浪速茨》●今回は、晩春から初夏にかけて咲く白い花で、既に盛りが過ぎてしまったものを選んで掲載した。小手毬は晩春の花で既に散り終えたが、大手毬、浪速茨は初夏の花。 【小手毬（こでまり）】 こでまりのまりまるまるとしだれけり 小手毬が転がるように坂の茶屋小手毬は、バラ科シモツケ属の落葉性低木。中国原産で江戸時代に渡来したといわれている。...
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この感じ薔薇の漢字に似たるかな
■ この感じ薔薇の漢字に似たるかな （ このかんじ ばらのかんじに にたるかな ）先週の土曜日、例により２週間ぶりに京都の植物園に行ってきた。この頃は行く度に主役が変わるが、この時の主役は何と言っても薔薇（ばら）。広大なバラ園には多種多様の薔薇が植えてあるが、それが一斉に開花すると真にゴージャスである。...
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木漏れ日の庭につましき苔の花
■ 木漏れ日の庭につましき苔の花 （ こもれびの にわにつましき こけのはな ）本ブログでは、できるだけ身近で見れる植物を取り上げているが、本日取り上げるのは、寺社の庭園にいけば大抵見られる「苔（こけ）」。...
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細やかに空地彩る小米詰草
■ 細やかに空地彩る小米詰草 （ こまやかに あきちいろどる こごめつめくさ ）詰草（つめくさ）と言えば、クローバーの名前でも知られる白詰草（しろつめくさ）を思い出される人も多いのではないだろうか。 ４月ごろから野原に白い花を咲かせる草花で、四つ葉のクローバーを見つけると幸運がやってくると言われている。...
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地を這って飛んでるつもり紫鷺苔
■ 地を這って飛んでるつもり紫鷺苔 （ ちをはって とんでるつもり むらさきさぎこけ ）先日、道端で紫鷺苔（むらさきさぎごけ）が群生しているのを見つけた。この花、4月初め頃から咲くので春の花とされているが、今も元気咲いている。...
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■通り過ぎゆく花たち（７） 《菫、桜草、芝桜》
■ 通り過ぎゆく花たち（７） 《菫、桜草、芝桜》●立夏を過ぎてまだ１０日ほどしか経過していないが、桜が咲き乱れた時節が、かなり前のことのように思える今日この頃である。●本日は、そんな時節に咲きほこっていて、今はほとんど見られなくなった草花を取り上げたい。いずれも春を代表する花である。 【菫（すみれ）】 道の辺に芭蕉もみたる菫みる...
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しっぽりと暮れゆく街やクレマチス
■ しっぽりと暮れゆく街やクレマチス （ しっぽりと くれゆくまちや くれまちす ）最近、近くの住宅街を歩くと、植木鉢の支柱に巻き付き大柄の花をつけている植物をよく見かける。 この花の名前が「クレマチス」だと知ったのは５～６年前だが、非常に端正な花だなと思って見ていた。...
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歌碑蔽う定家葛の川辺かな
■ 歌碑蔽う定家葛の川辺かな （ かひおおう ていかかずらの かわべかな ）先日、京都の鴨川に架かる三条大橋の渡り口で、歌碑を覆うように定家葛（ていかかずら）の花を多数咲かせているのを見た。 丁度満開を迎えているようで、小さいプロペラのような黄色の花が、仄かに甘い香りを放っていた。...
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いでたちは雪の王女や雪の下
■ いでたちは雪の王女や雪の下 （ いでたちは ゆきのおうじょや ゆきのした ）近くの児童公園の片隅で、今年も「雪の下（ゆきのした）」が花を咲かせている。この花、遠くから見ると名前の通り、雪がちらちら降っているように見える。...
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川風が囃せば揺るる踊子草
■ 川風が囃せば揺るる踊子草 （ かわかぜが はやせばゆるる おどりこそう ）今日取り上げる「踊子草（おどりこそう）」も、昨日取り上げた「雪の下」と同様、非常にユニークな花姿をしている。 右の写真を見れば、編み笠を被った踊り子が茎を囲んで踊っているように見える。花の名前も、このことに由来して付けられたとのこと。...
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■通り過ぎゆく花たち（８） 《著莪、石楠花、芍薬》
■ 通り過ぎゆく花たち（８） 《著莪、石楠花、芍薬》●立夏から既に２０日経過しだんだんと暑さが増してきた。ここ京都でも最高気温が２５度を越える夏日、さらには真夏日が続きそうな気配である。●そんな中、夏の花と言われるもので、早々と盛りが過ぎほとんど散ってしまったものがある。それが本日取り上げた３つの花。いずれも名前が「しゃ」で始まる花たちである。 【著莪（しゃが）】 花もようエキゾチックに春のシャガ...
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▼明日よりブログを一時中断します
明日（２７日）より小旅行に出かけますので、ブログは一時中断したいと思います。また、コメント等の返信もできませんので、ご了承ください。尚、来週の水曜日（５月３０日）から通常通り（土日除く）ブログを再開する予定ですので、引き続きご愛顧くださいますようお願いいたします。 取り急ぎお知らせまで。
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▼本日よりブログを再開します
ブログを一時中断してましたが、本日からブログを通常通り（土日休稿）再開したいと思います。 今後も、俳句と写真と関連文などをまとめた記事を掲載していきたいと思いますので、引き続きご愛顧くださいますよう宜しくお願いいたします。
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■中津渓谷 二句
■ 中津渓谷 二句 ○ 雷神の砕きし岩がごーろごろ （ らいじんの くだきしいわが ごーろごろ ） ○ 山清水湛える渓はエメラルド （ やましみず たたえるたには えめらるど...
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■四万十川 二句
■ 四万十川 二句 ○ 四万十の岸壁高く舞う蛍 （ しまんとの がんぺきたかく まうほたる ） ○ 四万十の出水に耐えて沈下橋 （ しまんとの でみずにたえて ちんかばし ）四国旅行初日は、昨日記事にした「中津峡谷」を訪れた後、四万十（しまんと）市内のホテルに荷物を置き、四万十川ほとりの遊覧船乗り場へ行った。...
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■大歩危、祖谷かずら橋 二句
■ 大歩危、祖谷かずら橋 二句●四国旅行の二日目は、昨日記載した「四万十川」を遊覧した後、高知県西南端に向かい、栢島、竜串海岸、足摺岬などの景勝地を訪れた。 ●これらに関しては、別途写真のみ掲載するとして、本日は三日目に訪れた「大歩危」「祖谷かずら橋」をとりあげたい。 ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 【大歩危（おおぼけ）】...
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