記念館浪速茨の花の舞う
■ 記念館浪速茨の花の舞う ( きねんかん なにわいばらの はなのまう )今の時期は、何故か白い花をよく見かけるが、今日も「浪速茨(なにわいばら)」という白い花を取り上げたい。...
View Article石垣の隙に真白き立浪草
■ 石垣の隙に真白き立浪草 ( いしがきの すきに ましろき たつなみそう )昨日に続いて、今日も白い花を咲かす、「立浪草(たつなみそう)」を取り上げたい。 この花、4月中頃から、プランターなどに植えられているのを見かけたが、数日前にも、石垣や舗装された道の狭い隙間を埋めるように咲いているのを見た。...
View Articleクレマチス暮れゆく街も涼やかに
■ クレマチス暮れゆく街も涼やかに ( くれまちす くれゆくまちも すずやかに )先週の土曜日は、三週間ぶりに京都の植物園に行ってきた。もうそろそろバラ園のバラが咲いているのではと思って行ったのだが、まだほとんど咲いてなかった。その代りと言ってはなんだが、「クレマチス」が所々に植えてあって、大きな花を涼やかに咲かせたいた。*涼やか:涼しいさま。すがすがしい感じがするさま。...
View Article石楠花も著莪もほぼほぼ終わりけり
■ 石楠花も著莪もほぼほぼ終わりけり ( しゃくなげも しゃがも ほぼほぼ おわりけり ) 京都の植物園では、正門から入って直ぐの所に、様々な「石楠花(しゃくなげ)」が植えてあるエリアがある。この花は、4月半ばから咲いていたが、夏の季語に分類されているので投稿を遅らせていた。しかし、先週の土曜日に行った時は、そのほとんど散っていた。*4月下旬に撮影...
View Article詰草の赤白小米の勢ぞろい
■ 詰草の赤白小米の勢ぞろい ( つめくさの あかしろこごめの せいぞろい )現在、鴨川などの河川敷へ行けば、よく目にするのが「白詰草(しろつめくさ)」と「赤詰草(あかつめくさ)」である。さらに、あまり名が知られていない「小米詰草(こごめつめくさ)」も負けず劣らす繁茂している。...
View Article父子より見目麗しく母子草
■ 父子より見目麗しく母子草 ( ちちこより みめうるわしく ははこぐさ )今日取り上げる「母子草(ははこぐさ)」は、春の七草の一つで「御形(ごぎょう、おぎょう)」ともいわれ、若い葉や茎は食べられる。 しかし、花の方は4月から6月頃に咲き、季語としては春に分類され、今も道端などでよく見かける。...
View Articleもこもこと山をまだらに椎の花
■ もこもこと山をまだらに椎の花 ( もこもこと やまをまだらに しいのはな )立夏が過ぎてもう10日以上過ぎ、周囲もほとんど青葉、若葉で覆われるてきて、朝起きると眩しいくらいである。 ところが、近くの山を少し離れて見ると、その中腹辺りが薄い黄色に覆われていて、まだら模様が形成されている。...
View Article青かえで赤き翼果を浮かべおり
■ 青かえで赤き翼果を浮かべおり ( あおかえで あかきよくかを うかべおり )これまでん何度も青葉、若葉が眩しくなってきたと記しているが、中でも美しいのは秋の紅葉でも群を抜いている「楓(かえで)」である。 今、この楓の青葉をじっくり見ると目に入ってくるのがプロペラのような形をしている果実。それが、緑色から赤色に変化し、楓の葉上を漂うように揺れている。本日の掲句は、そんな様子を詠んだ句である。...
View Article■壱岐にて 二句
■ 壱岐にて 二句 19日より2泊3日で、壱岐(いき)・対馬(つしま)のツアーに行ってきた。本日より3日間は、その時に詠んだ句や写真などを掲載したい。 ○浜風や壱岐に棲み着く鬼薊 ( はまかぜや いきにすみつく おにあざみ )初日は、9時過ぎの新幹線で新大阪駅より博多駅まで行き、そこからタクシーで博多港へ。そこでフェリーに乗り換え、壱岐の芦辺港に着いたのは午後4時頃。...
View Article■対馬にて 二句
■ 対馬にて 二句 旅行2日目(20日)の午後は、1時前に壱岐の郷ノ浦港から対馬の厳原(いづはら)港へ向かい3時前に到着。一旦ホテルに荷物を置いて、近くの名所旧跡を見学した。 ○ 大杉の木下闇なる万松院 ( おおすぎの こしたやみなる ばんしょういん )▼▼先ずは、「厳原八幡宮(いづはらはちまんぐう)」を参拝し、その後「万松院(ばんしょういん)」を訪れた。...
View Article▼壱岐・対馬旅行スナップ写真
▼▼▼ 壱岐・対馬旅行スナップ写真 ▼▼▼壱岐・対馬の2泊3日の旅行で、特に印象に残った名所旧跡については、昨日、一昨日の記事に取り上げましたが、今日は、それ以外の訪問先について、スナップ写真と若干の説明を掲載したいと思います。【壱岐】九州北方の玄界灘にある南北17km・東西14km、面積は138.5km²の島。この島を主な行政区域とする壱岐市の人口は約2万6000人。 《左京鼻 》...
View Article赤白黄紫ピンク薔薇の園
■ 赤白黄紫ピンク薔薇の園 ( あかしろき むらさきぴんく ばらのその )先週の土曜日、例により2週間ぶりに京都の植物園に行ってきた。前回行った時、薔薇(ばら)はほとんど咲いていなかったが、今回は違った。 正面入口から右の方向に進み、バラ園に入ると、様々な色や形の薔薇が咲き誇っていて、甘い香りが漂ってきた。...
View Article花カラー汚れを知らぬ白さかな
■ 花カラー汚れを知らぬ白さかな ( はなからー けがれをしらぬ しろさかな )今日取り上げる「カラー」は、主として川や池などの水辺に生育するため、見たことがないという人も多いかもしれない。 写真のものは、植物園の人工的に作られた水路に咲いていたものだが、仏炎苞(ぶつえんほう)の白さには、いつもながら驚かされる。*仏炎苞:仏像の背後にある炎をかたどる飾りに似た苞。...
View Articleジギタリス両手に余る花の数
■ ジギタリス両手に余る花の数 ( じぎたりす りょうてにあまる はなのかず )先週の土曜日に植物園に行き、そのバラ園の「薔薇」について、先日記事を掲載したが、他にも様々な花が見ごろを迎えていた。 その一つが、今日取り上げる「ジギタリス」である。この草花は、江戸時代に観賞用として渡来していたそうだが、気のせいか最近特に目にするようになった。...
View Article麦藁菊まばゆきガラス細工かな
■ 麦藁菊まばゆきガラス細工かな ( むぎわらぎく まばゆき がらす ざいくかな )植物園には、世界各国から寄せ集められた様々な植物が植えられているので、中には、こんなに綺麗な花があったのかと驚くものも多数ある。 今日取り上げた「麦藁菊(むぎわらぎく)」もその一つ。花形は一見すると「雛菊(ひなぎく)」に似ているが、陽光を浴びた時の光沢が全然違う。...
View Article大とりは多種で多彩な花菖蒲
■ 大とりは多種で多彩な花菖蒲 ( おおとりは たしゅでたさいな はなしょうぶ )6月に入って周囲の「紫陽花(あじさい)」もかなり色づいてきたが、盛りになるのは来週以降だろう。 そんなおり、「花菖蒲(はなしょうぶ)」が、方々の菖蒲園で見ごろになってきている。...
View Article睡蓮の浮葉に浮かぶ花の白
■ 睡蓮の浮葉に浮かぶ花の白 ( すいれんの うきはにうかぶ はなのしろ )先週の土曜日は、様々な花の名所として知られる長岡京市の長岡天満宮と八条ヶ池に行ってきた。 花では、花菖蒲を期待して行ったのだが、咲いていたのは3割程度。その代りと言ってはなんだが、睡蓮(すいれん)が満開になっていた。...
View Article万緑に泳ぐ金魚か花石榴
■ 万緑に泳ぐ金魚か花石榴 ( ばんりょくに およぐきんぎょか はなざくろ )先日行った長岡京市へ行った時、長岡天満宮以外の名所もいくつか訪れたが、その散策の途中で大きな「石榴(ざくろ)」の木に遭遇した。 近づいて見ると、金魚のような真っ赤な花が緑の葉を泳ぐように咲いていて、何とも楽しい気分になった。...
View Article