■ カンボジアにて 二句
○ 寒逃れ今真夏日のカンボジア
( かんのがれ いままなつびの かんぼじあ )
○ 大いなる観音の笑みアンコール
○ 大いなる観音の笑みアンコール
( おおいなる かんのんのえみ あんこーる )
アジアについては、何か国か訪問したことがあるが、カンボジアは初めて。本日より何回かに分けて、その旅行の報告も兼ね、俳句と写真を添えた記事を掲載したい。
まず旅行の初日だが、この日は主に移動に取られた。朝5時過ぎに家を出て市バス、空港バスを乗り継ぎ8時に関西空港に集合。
その後10時半発のベトナム航空にてハノイに行き、そこで飛行機を乗り変えてカンボジアのシェムリアップ空港へ。
着いたのは現地時間で午後4時過ぎ。(時差が丁度2時間なので日本時間の午後6時頃。)迎えのバスでホテルに直行し、クメール料理を食べた。
【カンボジア】
(Kingdom of Cambodia)
●カンボジア王国は、東南アジアのインドシナ半島南部にある立憲君主制国家。人口1,513万人、首都はプノンペン。1970年にカンボジア王国が倒れてから勃発したカンボジア内戦を経て、1993年に誕生した。
●南はタイランド湾に面し、西はタイ、北はラオス、東はベトナムと国境を接する。国民の90%以上が、クメール語(カンボジア語)を話し、仏教(上座部仏教)を奉ずるクメール人(カンボジア人)である。
実質的な観光は5日の朝から。ホテルを8時に出て先ずアンコール観光の3日間通し券を購入した。面白かったのは顔写真がその場で撮られ添付するようになっていること。いくつかの遺跡ではその写真により何度も本人確認がなされた。
こちらは、3キロメートル四方の城砦都市であり、幅100メートルの堀と、ラテライト(紅土)で作られた8メートルの高さの城壁で囲まれている。
外部とは南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門でつながっているが、この日は特に有名な南大門から入った。
アンコールの宣伝パンフには必ず出てくるもので、その荘厳さには驚かされた。特に巨大な石に彫られた観音菩薩の柔和な微笑に心が和み、ついにカンボジアに来たと実感した。
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カンボジアでは、雨期が5月~10月で乾季が11月~4月。雨の量の違いがあるとは言え、気温は年中通して最低が20℃以上、最高が30℃以上。春夏秋冬の違いが明確でなく、無季となるのはやむを得ないところ。
写真は、主として「アンコール・トム」で撮ったもの。解説はWikipediaなどを参照。(明日に続く)
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その後、最初に向かったはの世界遺産にも登録されている「アンコール・トム」。
外部とは南大門、北大門、西大門、死者の門、勝利の門の5つの城門でつながっているが、この日は特に有名な南大門から入った。
【アンコール・トム(Angkor Thom) 】
●アンコール遺跡の1つでアンコール・ワット寺院の北に位置する城砦都市遺跡。周囲の遺跡とともに世界遺産に登録されている。
●「アンコール」は、サンスクリット語のナガラ(都市)からでた言葉。また「トム」は、クメール語で「大きい」という意味。
●アンコール・トムの遺構にはヒンドゥー教と大乗仏教の混淆が見られるが、都市建築の基本はヒンドゥーの宇宙観を基に成り立った古代インドの建築理念の影響が見られる。
●アンコール遺跡の1つでアンコール・ワット寺院の北に位置する城砦都市遺跡。周囲の遺跡とともに世界遺産に登録されている。
●「アンコール」は、サンスクリット語のナガラ(都市)からでた言葉。また「トム」は、クメール語で「大きい」という意味。
●アンコール・トムの遺構にはヒンドゥー教と大乗仏教の混淆が見られるが、都市建築の基本はヒンドゥーの宇宙観を基に成り立った古代インドの建築理念の影響が見られる。
本日の掲句は、そこに辿り着くまでの一連の情景を詠んだものである。特に第一句は、日本では最も寒い時期に当たる「寒」を逃れるようにして来た所が、日中の最高気温が30度を超える真夏日。その落差の大きさを詠んだ。
第二句は、初めて遭遇したカンボジアの観音菩薩の大きな笑みに感動して詠んだ。
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【バイヨン(Bayon)】
ところで、季語についてだが、第一句は日本の季節感がまだ残っており、「寒」を冬の季語として使ったが、二句は無季にしている。
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【象のテラス(Terrace of the Elephants)】
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【ピミアナカス(Phimeanakas)】