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■鴛鴦 三句
■鴛鴦 三句 ○ 鴛鴦や置物のごと池の縁 ( おしどりや おきもののごと いけのふち ) ○ 鴛鴦の数多集いて華々し ( おしどりの あまたつどいて はなばなし ) ○ 突として鴛鴦天に飛びたつや ( とつとして おしどりてんに とびたつや )...
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■節分(豆撒き) 二句 ○ 諭されし鬼も揃うて福は内 ( さとされし おにもそろうて ふくはうち ) ○ 豆撒きの豆は殻付き落花生 ( まめまきの まめはからつき らっかせい )...
View Article冴え返る山も迂闊にゃ笑えまい
■ 冴え返る山も迂闊にゃ笑えまい ( さえかえる やまもうかつにゃ わらえまい ) 先週末の寒さも漸く和らいできた感じで、昨日、今日と青空も見え、いくらか暖かくなってきた。それでも、「暑さ寒さも彼岸まで」というように、いつ何時、先週のような寒さがぶり返すか分からない。本日の掲句は、そんな状況を詠んだ句である。上五の「冴え返る(さえかえる)」とは、...
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■雪と鹿威し 二句 ○ 雪の寺森閑として鹿威し ( ゆきのてら しんかんとして ししおどし ) ○ 春の雪スローテンポに鹿威し ( はるのゆき すろーてんぽに ししおどし )...
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■ソチ五輪 三句 ○ ソチ五輪こちら漸く梅五輪 ( そちごりん こちらようやく うめごりん ) ○ 冬のソチ埴生に咲きし金の華 ( ふゆのそち はにゅうにさきし きんのはな ) ○ 今さらに悔しきソチの冬の空 ( いまさらに くやしきそちの ふゆのそら )...
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