たなごころころげてまるき花八手
■ たなごころころげてまるき花八手 ( たなごころ ころげてまるき はなやつで ) 今、八手(やつで)の花が方々で咲いている。花と言っても遠くから見ると、まるでニット帽のポンポンのような丸いものが、いくつも重なっているようである。掲句は、そんな花の印象を詠んだ句だが、上五の「たなごころ」は八手の「手」にかけて使った。花八手は冬の季語。...
View Article初詣小さき幸を祈願せり
■ 初詣小さき幸を祈願せり ( はつもうで ちいさきさちを きがんせり ) 大晦日から一日過ぎれば元旦。何となくけじめのつかぬまま新年を迎えたが、今朝は散策がてら、近くの3つの神社に初詣に行った。これらの神社はいずれも地元の神社で、9時を過ぎていたが参拝者はまだ数人程度。作法通り賽銭を投げ入れ、二拝二拍手一拝のお参りをした。...
View Article年明けは知らず野良は今日もお休み
■ 年明けは知らず野良は今日もお休み ( としあけはしらず のらはきょうも おやすみ ) 京都の東山の麓に疎水が流れており、その川沿いに「哲学の道」という小道が通っている。この小道は、銀閣寺の参道から約1.5kmの長さで、南の終点は若王子(にゃくおうじ)神社。昨日は、その哲学の道を南下し、その神社へ行く少し手前の道沿いで面白い光景を目にした。...
View Article▼8日(水)までブログの投稿を中断します
いつもご愛読ありがとうございます。旅行のため、来週8日(水)まで投稿を中断します。9日(木)より通常通り(土日以外)投稿する予定ですので、引き続きご愛顧くださいますようお願いいたします。お知らせまで。
View Article▼本日よりブログを再開します。
いつもご愛読ありがとうございます。旅行から昨夜帰ってきて、本日は投稿を休む予定でしたが、幸い疲れも残りませんでしたので、本日より投稿を再開させていただきたいと思います。引き続きご愛顧くださいますようお願いいたします。
View Article■由布(岳) 二句
■ 由布(岳) 二句 ○ 雪晴れの由布に棚引く湯の煙 ( ゆきばれの ゆふにたなびく ゆのけむり ) ○ 由布暮れて凍て星を見ゆ露天風呂 ( ゆふくれて いてぼしをみゆ ろてんぶろ )...
View Article■阿蘇山 二句
■ 阿蘇山 二句 ○ 大雲海深き眠りの阿蘇連山 ( だいうんかい ふかきねむりの あそれんざん ) ○ 冬夕焼寝釈迦鎮まる阿蘇五岳 ( ふゆゆやけ ねしゃかしずまる あそごがく )...
View Article■高千穂(峡) 二句
■高千穂(峡) 二句 ○ 高千穂の深き流れに冬日さす ( たかちほの ふかきながれに ふゆびさす ) ○ 高千穂の巌を抉るや寒の水 ( たかちほの いわをえぐるや かんのみず )...
View Articleメタセコイヤの太古に続く冬の天
■ メタセコイヤの太古に続く冬の天 ( めたせこいやの たいこにつづく ふゆのてん ) メタセコイヤという樹木は針葉樹の一種で、生長すると樹高25mから30mにもなる。したがって、こちらでは植物園ぐらいでしか見られない。先日見に行ったところ、秋頃に赤茶色に紅葉していた葉が全て落ちていて、ほぼ裸木状態であった。以下の句は、それを見て最初に作った句である。...
View Article■雪晴れ 二句
■ 雪晴れ 二句 ○ 雪晴れの空の青さよ雫落つ ( ゆきばれの そらのあおさよ しずくおつ ) ○ 雪晴れや競うて落つる玉雫 ( ゆきばれや きそうておつる たましずく )...
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