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■通り過ぎゆく花たち（12） 《赤花夕化粧、庭石菖、酢漿草》
■ 通り過ぎゆく花たち（12） 《赤花夕化粧、庭石菖、酢漿草》 ●本日取り上げた草花は、いずれも春の終わり頃から夏の初めにかけて咲き始める草花で、野原や川辺など至るところで見られた。 ●それらの花も、近辺ではかなり散ってしまったが、花期が長いので、所によってはまだ咲いているかもしれない。 【赤花夕化粧】 （あかばなゆうげしょう） 夏めけば川辺に赤花夕化粧...
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蓮池の蓮咲き初めし五六輪
■ 蓮池の蓮咲き初めし五六輪 （ はすいけの はすさきそめし ごろくりん ）先週の土曜日、例により２週間ぶりに京都の植物園に行ってきた。 もうそろそろ百合や蓮が見られるのではと期待して行ったが、百合の方は、一部咲いていたが山百合などは、まだ莟のままだった。...
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白塗りで誰を呼ぶらん半夏生
■ 白塗りで誰を呼ぶらん半夏生 （ しろぬりで だれをよぶらん はんげしょう ）昨日は、「半夏生（はんげしょう）」に当たる日だった。とは言っても、あまり聞きなれない言葉であり、知らな人も多いのではないか。かく言う自分も、この言葉の意味を知ったのは数年前のことである。...
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雷鳴に俄に戦ぐ姫女苑
■ 雷鳴に俄に戦ぐ姫女苑 （ らいめいに にわかにそよぐ ひめじょおん ）先日、鴨川沿い遊歩道を歩いていると急に空が暗くなり、山手の方から雷鳴が聞こえてきた。同時に突風が吹いてきて、岸辺に繁茂していた姫女苑（ひめじょおん）、赤詰草（あかつめくさ）などが音を立てて一斉に靡いた。...
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梅雨晴れや日輪のごと地湧金蓮
■ 梅雨晴れや日輪のごと地湧金蓮 （ つゆばれや にちりんのごと ちゆうきんれん ）今日取り上げる「地湧金蓮（ちゆうきんれん）」は、京都の植物園で毎年見ていたのだが、これまでブログで取り上げることはなかった。 それは、非常に珍しい植物だが、掴みどころがなかったこと、あまり愛着が持てなかったためだと思う。...
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ビルとなる凌霄咲きし古き家
■ ビルとなる凌霄咲きし古き家 （ びるとなる のうぜんさきし ふるきいえ ）１週間ほど前に行った植物園で、特に目を引いた植物に凌霄花（のうぜんかずら）がある。もうそろそろ咲く頃だと思っていたら既に満開になっていた。...
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名も色も貴き紫君子蘭
■ 名も色も貴き紫君子蘭 （ なもいろも たっとき むらさき くんしらん ）今、近辺でよく見かける花に「紫君子蘭（むらさきくんしらん）」（別名：アガパンサス）がある。 川辺や歩道に植えてあったり、植木鉢やプランターに植えてあったり。紫の上品な花姿が愛されているのだろう。...
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忘れずに咲きぬ川辺の藪萱草
■ 忘れずに咲きぬ川辺の藪萱草 （ わすれずに さきぬ かわべの やぶかんぞう ）先日、凌霄花（のうぜんかずら）を取り上げたが、この花と同じような鮮やかな橙色の花を咲かす草花がある。 それが、今日取り上げる「藪萱草（やぶかんぞう）」である。よく散歩で通る疏水沿いに、野生のものが点在していて、今まさに花を次々と咲かせている。...
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隙間よりはみ出る屁糞葛かな
■ 隙間よりはみ出る屁糞葛かな （ すきまより はみでる へくそかずらかな ）ここ数年、植物の名前については関心を持って見てきたが、今日取り上げる「屁糞葛（へくそかずら）」より酷い名前のものには、まだ出会っていない。...
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太陽にほえろ向日葵思い切り
■ 太陽にほえろ向日葵思い切り （ たいように ほえろ ひまわり おもいきり ）大雨が去ったと思ったら、今度は連日の猛暑。つくづく我々人間は、大自然の中で仮住まいさせてもらっているんだなと実感する今日この頃である。...
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山百合の花重ければ倒れたる
■ 山百合の花重ければ倒れたる （ やまゆりの はなおもければ たおれたる ）百合といえば、「立てば芍薬（しゃくやく）座れば牡丹（ぼたん）歩く姿は百合（ゆり）の花」といわれるように、美しい女性を形容する花の一つに使われる。ただ、百合は園芸種も含めると非常に多く、見様によっては、違う印象を持つ百合も結構多い。...
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鬼百合は寂しがり屋の百合ならん
■ 鬼百合は寂しがり屋の百合ならん （ おにゆりは さびしがりやの ゆりならん ）昨日は百合の一種である山百合を取り上げたが、今日も百合の仲間の「鬼百合（おにゆり）」を取り上げたい。この百合は、街中の道端などでも自生し、近辺でもよく見かける。...
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姥百合の咲くや静けき森の陰
■ 姥百合の咲くや静けき森の陰 （ うばゆりの さくや しずけき もりのかげ ）本日も昨日に続いて百合を取り上げたい。ただ本日取りあげる「姥百合（うばゆり）」を見知っている人は少ないかもしれない。 かくいう自分も、それを初めて見たのは数年前。植物園の一画に自然を模して造られた生態園の森陰にひっそりと咲いていた。...
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人気なき路地に篠突く蝉時雨
■ 人気なき路地に篠突く蝉時雨 （ ひとけなき ろじにしのつく せみしぐれ ）今年初めて蝉の声を聞いたのは３週間ほど前だったと思う。もう蝉が鳴いているのかとその時は思った。その後、あの集中豪雨が西日本を襲い多くの被害をもたらしたが、それが止んでから直ぐ梅雨明け宣言が出された。...
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次々と咲きて無窮の花木槿
■ 次々と咲きて無窮の花木槿 （ つぎつぎと さきてむきゅうの はなむくげ ）木槿（むくげ）が咲きだしたのは、６月終わり頃だったと思うが、今も次々と花を咲かせている。...
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一時を花藻の川に流れたし
■ 一時を花藻の川に流れたし （ ひとときを はなものかわに ながれたし ）連日暑い日が続く。そういえば昨日２３日は二十四節気の「大暑（たいしょ）」に当たる日で暑さが最も厳しくなると言われている。...
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合歓咲けばバブルの夢を思い出す
■ 合歓咲けばバブルの夢を思い出す （ ねむさけば ばぶるのゆめを おもいだす ）合歓（ねむ）の花が咲きだしたのは確か６月の中頃だったと思う。それが散ってしまい盛りが過ぎたと思っていたら再び咲きだし、今も近くの大木に咲いている。...
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猿滑る雪のごとくに百日白
■ 猿滑る雪のごとくに百日白 （ さるすべる ゆきのごとくに ひゃくじつはく ）連日、猛暑日が続いているが、そんな中でも元気に花を咲かせている花木がある。その一つが今日取り上げる「百日紅（さるすべり）」。...
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