■ 咲き継ぎて日日に新たに日々草
( さきつぎて ひびにあらたに にちにちそう )
最近、鉢植えや花壇などで日々草(にちにちそう)をよく見かける。この花、際立った特徴がないが、一つ一つの花は可憐で、沢山の花が密集して咲くと非常に華やかな感じになる。また、日々新しい花を咲かせ、その花びらをいっぱいに広げている姿が何ともいじらしい。
因みに昨年は、この花に、「平凡だがゆったりとした日々」を重ねて以下のように詠んだ。
関連句: 日々至って平凡なれど日々草
(2012/8/8作)
日々草は、キョウチクトウ科ニチニチソウ属の一年草。マダガスカル、西インドなどが原産で、日本には江戸時代に渡来。名前は、初夏から晩秋まで日々新しい花に咲き代わることからつけられた。但し、それぞれの花は一日花ではなく3~5日は咲くとのこと。
【日々に新たに】
原文:苟日新、日日新、又日新
読み:苟(まこと)に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなり
意味:今日の行いは昨日よりも新しくよくなり、明日の行いは今日よりも新しくよくなるように修
養に心がけねばならない。
【参考句】
日日草なほざりにせし病日記 (角川源義)
日輪を隠す日光日日草 (池田澄子)
明日は明日今日咲ききって日々草 (山本孝子)
日々草やりたいことと出来ること (桑原三郎)
大事より小事重んじ日々草 (伊丹三樹彦)
日日草なほざりにせし病日記 (角川源義)
日輪を隠す日光日日草 (池田澄子)
明日は明日今日咲ききって日々草 (山本孝子)
日々草やりたいことと出来ること (桑原三郎)
大事より小事重んじ日々草 (伊丹三樹彦)