■ 日向水木その花密度半端なし
( ひゅうがみずき そのはなみつど はんぱなし )
「満作(まんさく)」「山茱萸(さんしゅゆ)」は、先に取り上げたが、今日は「日向水木(ひゅうがみずき)」を取り上げたい。
「土佐水木(とさみずき)」は知っているが「日向水木」は見たことがないという人もいると思うが、それよりも、枝、葉、花のすべてが小ぶりで地味。
そんなこともあり、これまでは「土佐水木」を何度も本ブログで取り上げてきたが、「日向水木」の方は全く取り上げたことがなかった。
今回は、先日行った植物園で、花が満開に咲いている光景を見て、これはすごいと思って取り上げることにした。
小さい花がびっしりと重なるように咲き誇り、ある一画に黄色い霞がかかったようになっていたのである。「土佐水木」ではここまではいかない。
尚、下五の「半端なし」は、最近よく使わている俗語「半端ない」から。「半端ではない」の省略形で、ものすごい、すごいという意味。
花期は3~4月。葉よりも先に、淡黄色の花を枝に沿って2~3個ずつ垂らす。「土佐水木」の方は房状に花が7~10個ほど付ける。) *土佐水木の花は最後尾の写真を参照。
また、「水木」が名についているが、ミズキ科ミズキ属の「水木」や「花水木」とは全く関連がない。なのに何故「水木」がついたかは、未だはっきりしていないとのこと。
別名に「姫水木(ひめみずき)」、「伊予水木(いよみずき)」がある。
*近縁種の「土佐水木」