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Channel: 写真・俳句ブログ:犬の散歩道
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台湾に松の内なし檳榔樹

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■ 台湾に松の内なし檳榔樹 
                                ( たいわんに まつのうちなし びんろうじゅ )

イメージ 1今回の旅行は、台湾の全島を5日間で周回するものだったが、参加してみて多少無理があったと思った。

ガイドさんから聞いて知ったのだが、台湾の面積は九州全土よりも少し小さいぐらいの大きさ。だから、移動するのにかなりの時間がかかった。

  【面積比較】
   台湾 36,188平方km 
   九州 38,956平方km

初日は、関西空港から台湾の北端にある台北空港に降り、そこからバスで桃園駅に行き台湾新幹線に乗って南下し、台中市のホテルに泊まる。

二日目はバスで移動し、幾つかの観光地を訪れ、台湾南方にある高尾市のホテルに宿泊。三日目は、島の東側に移動し太平洋を見ながら北上し花蓮市にて宿泊。

四日目はバスで幾つかの観光地を訪れ、再び台北市に戻って観光し、そこで宿泊。五日目は有名な故宮博物館など幾つかの観光地を見て、台北空港から関西空港へ。

まことに移動時間の多い旅行であり、しかも天候に恵まれず、終日雨が降ったり止んだり。それでも車窓から見る異国の景はそれなりに楽しめた。

イメージ 2さて、前書きがかなり長くなったが、本日の掲句は、その車窓から見て特に印象に残ったものを詠んだ句である。「松の内」は新年の季語。

バスの窓からは、道路沿いに、マンゴやバナナ、釈迦頭(しゃかとう)などの畑が見られたが、時々背の高い木が何本も林立しているのが見られた。
一見椰子(やし)の木のように見えるが、同じヤシ科の仲間で檳榔樹(びんろうじゅ)というそうだ。日本なら「松」や「杉」に当たるものだろう。

イメージ 3そんなことを思いながら、そう言えば今は正月の「松の内」だったことを思い出し、掲句ができた。
「松の内」とは、周知の通り門松などの正月飾りを飾っておく期間のこと。関東では1月7日まで、関西は1月15日までとなっている。

台湾は旧暦の正月(春節)をお祝いするため、当然のことだが「松の内」という概念はない。それ以前に、松そのものが植えられていない。

イメージ 4檳榔樹はヤシ科ビンロウ属の常緑高木。マレーシア原産。幹は単一で,高さ20メートル 近くになる。葉は幹頂に集まってつく。果実は長さ約5cmの楕円形で黄赤色に熟す。


イメージ 5以下には、二日目に訪問した先のスナップ写真のみを掲載する。


【宝覚寺】
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【文武廟】
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【赤嵌楼】
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【蓮池潭】
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【六合夜市】
イメージ 17▼▼▼▼ おしまい


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