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Channel: 写真・俳句ブログ:犬の散歩道
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落石やタロコ渓谷冬ざるる

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■ 落石やタロコ渓谷冬ざるる 
                               ( らくせきや たろこけいこく ふゆざるる )

イメージ 1台湾旅行の三日目は、既述の通り、宿泊した台湾西南部の高雄市から東海岸の花蓮(ファーレン)に7時間かけて移動し宿泊。
*この日に訪れた観光地については写真のみ後掲。

四日目の朝は、花蓮北部にある太魯閣(たろこ)渓谷を訪れた。

この渓谷は、立霧渓(たっきりけい)という河川が大理石の岩盤を侵食して形成されたもの。奇岩怪石と水の美しさゆえ、台湾有数の景勝地になっている。

渓谷の中腹には「東西横貫公路」が通っていて、渓谷を眺望するためのハイキングルートも設置されていた。

この道を歩けば数時間かかるようだが、この日の滞在は僅か数十分。

ゆっくり見るには、少なくとも半日から1日はかける必要があるだろう。



前書きが長くなったが、本日の掲句は、そんな渓谷を眺望しながら詠んだ句である。

イメージ 2上五の「落石」は、帰る間際に突然大きな音が渓谷に響き、それが落石の音だと知って使った。

後で調べると、この渓谷を形成している大理石は硬いが脆く、時々落石があるとのこと。実際に死亡事故も発生しているとか。

イメージ 3下五の「冬ざるる」は、「冬の風物の荒れさびた 感じ」を表現する冬の季語。この日は雨が降り風もあって肌寒く、この言葉がぴったりの風情だった。

イメージ 4四日目の午後からは、他の観光地をいくつか訪問したが、それに関しては明日の記事に掲載したい。

イメージ 5
▽▼
尚、以下には三日目に訪問した先のスナップ写真のみ掲載する。

▽▼
【三仙台(台東)】
イメージ 6
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イメージ 7▽▼
【アミ族舞踊ショー(花蓮)】
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イメージ 9▽▼
イメージ 10▽▼  明日につづく


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