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Channel: 写真・俳句ブログ:犬の散歩道
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寒中も台湾温しブーゲンビリア

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■ 寒中も台湾温しブーゲンビリア  
                   ( かんちゅうも たいわんぬくし ぶーげんびりあ )

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今年は、正月三が日を自宅で過ごした後、四日から台湾旅行に出かけた。アジアの幾つかの国は訪問したことがあるが、台湾は初めて。

ずっと以前より行きたいと思っていて、丁度全島を四泊五日で回るツアーがあったので、それに参加することにした。

本日より何回かに分けて、その旅行の報告も兼ね、俳句と写真を添えた記事を掲載したい。

第一回目の今日の掲句は、日本と比較しながら、台湾の景を詠んだもの。

寒さが一段と厳しくなる「寒の入り」の前日に出かけたが、台湾はそのことを全く感じさせないほど温かった。

そして、夏の花と言われる「ブーゲンビリア」が至るところに咲いていた。




因みに、台湾(台北)の1月の気温は、最高19.1℃、最低13.9℃。東京はそれぞれ10.6℃、2.5℃。

*寒(かん):二十四節気の小寒と大寒の時期。暦の上で寒の入り(1月5日)から立春(2月4日)の前日(節分)までの約30日間。


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尚、「ブーゲンビリア」を夏の季語にしているところもあるが、はっきりとは定着してないようだ。また、「温し」は春の季語だが、本句で「寒中」を主たる季語として冬の句とする。

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ブーゲンビリアは、オシロイバナ科ブーゲンビリア属に属する熱帯性の低木。原産地は、中央アメリカ及び南アメリカの熱帯雨林。花期は4月~5月、10月~11月。(年に2~3回開花する。)

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花の色は赤から白まで変化に富み、ピンクやマゼンタ、紫、橙、黄のものもある。ただし、花びらに見える部分は花を取り巻く葉(包葉)であり、実際の花は中央部にある白いもの。

イメージ 5名前は1768年にブラジルで木を見つけたフランス人の探検家ブーガンヴィルに由来する。和名は筏葛(いかだかずら)、九重葛(ここのえかずら)。

イメージ 6ブーゲンビリアを夏の季語とするところもあり、ネットでもそれを詠んだ句をいくつか見つけることができた。以下には、その内の何句かを参考まで掲載した。

    【ブーゲンビリアの参考句】
     ブーゲンビリア無口となるも旅疲れ  (鈴木真砂女)
     ブーゲンビリア夜気にびっくり花零す (高澤良一)
     ブーゲンビリアその尖端の花を射よ  (鮫島康子)
     激戦の島やブーゲンビリア赤      (菅野弘女)
     ブーゲンビリア水牛車ゆく西表島   (新福ふく)

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