■ 寒中も台湾温しブーゲンビリア
( かんちゅうも たいわんぬくし ぶーげんびりあ )
ずっと以前より行きたいと思っていて、丁度全島を四泊五日で回るツアーがあったので、それに参加することにした。
本日より何回かに分けて、その旅行の報告も兼ね、俳句と写真を添えた記事を掲載したい。
第一回目の今日の掲句は、日本と比較しながら、台湾の景を詠んだもの。
寒さが一段と厳しくなる「寒の入り」の前日に出かけたが、台湾はそのことを全く感じさせないほど温かった。
そして、夏の花と言われる「ブーゲンビリア」が至るところに咲いていた。
因みに、台湾(台北)の1月の気温は、最高19.1℃、最低13.9℃。東京はそれぞれ10.6℃、2.5℃。
*寒(かん):二十四節気の小寒と大寒の時期。暦の上で寒の入り(1月5日)から立春(2月4日)の前日(節分)までの約30日間。
尚、「ブーゲンビリア」を夏の季語にしているところもあるが、はっきりとは定着してないようだ。また、「温し」は春の季語だが、本句で「寒中」を主たる季語として冬の句とする。
【ブーゲンビリアの参考句】
ブーゲンビリア無口となるも旅疲れ (鈴木真砂女)
ブーゲンビリア夜気にびっくり花零す (高澤良一)
ブーゲンビリアその尖端の花を射よ (鮫島康子)
激戦の島やブーゲンビリア赤 (菅野弘女)
ブーゲンビリア水牛車ゆく西表島 (新福ふく)
ブーゲンビリアその尖端の花を射よ (鮫島康子)
激戦の島やブーゲンビリア赤 (菅野弘女)
ブーゲンビリア水牛車ゆく西表島 (新福ふく)