■ 裸木 二句
ちょっとしつこいかも知れないが、今日も昨日に続いて「裸木」を取り上げたい。
○ 公園や裸の木々と裸婦の像
( こうえんや はだかのきぎと らふのぞう )
この句は、植物園の入口から少し奥に入ったところで見た景を詠んだもの。
裸木と裸婦像との取り合わせが面白いと思って詠んだ。
句をそのまま読めば、「裸」つながりで、寒々とした公園の風景を思い浮かべると思うが、当日は青空が広がり、気温も暖かな冬日和。
何とも清々しい感じだった。
植物園には、この他にもいくつかの裸婦像や少女像が展示されているが、季節によって感ずるものは自ずと違ってくる。
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○ 裸木の肌はすべすべ百日紅
( はだかぎの はだはすべすべ さるすべり )
名の由来にもなっている通り、その木肌は確かにすべすべ。語呂合わせを意識して詠んでみた。
実のところ、過去にも以下の句を詠んでいる。
すべすべの肌や裸のさるすべり
季語を「裸のさるすべり」≒「裸木」としていたが、強引の感は否めず、今回掲句のように詠み直した。
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