■ 待ち焦がれ咲けば気の急く桜かな
( まちこがれ さけばきがせく さくらかな )
① 円山公園枝垂桜
今日は休稿の予定だったが、昨日あたりから急に桜の開花が目立つようになり、句とともに今朝撮ってきた写真を投稿することにした。
掲句は、いよいよ本格的な桜の季節を迎え、何か落ち着かない心境を詠んだ句である。周知の通り、桜は咲きだしてから満開まで約1週間、それから1週間程度で花が散る。だから、見るタイミングを計るのが難しく、しっかり見ようと思うと何だか気が急いてくる。
以下に掲載した和歌も、まさにそのことを言っているのだと思う。
世の中にたえて桜のなかりせば
春の心はのどけからまし
(在原業平)
急ごしらえだったので、本日の添え書きは、これくらいにして、以下ではいつもよりも余計に写真を掲載したい。ただ、技量不足に加えて、バックが曇り空なので今一つ画がさえない。
②南禅寺山門前
③神宮道鳥居
④平安神宮神殿
⑤岡崎公園疏水十石舟
⑥京都市美術館前