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Channel: 写真・俳句ブログ:犬の散歩道
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お宝が眠る故宮や寒の雨

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■ お宝が眠る故宮や寒の雨  
            ( おたからが ねむるこきゅうや かんのあめ )

*翠玉白菜
イメージ 18台湾旅行の五日目(最終日)は、真っ先に台北市の「国立故宮博物院」を訪れた。台湾で最も有名な観光スポットの一つである。

訪れたのは9時前。まだ入場者は少なかったので比較的ゆっくり見れた。有難いことに一部を除いて写真撮影はOK。

聞くところによると、中国人観光客が多くなり、制止しても写真撮影が止まないので、2016年12月からフラッシュ、補光機材、三脚、セルフィーの使用禁止など条件付きで許可するようになったとのこと。

いきさつはともかく、これ幸いと手当たり次第に写真を撮りまくったが、本ブログに
は、その内のごく一部を掲載した。

じっくり見て味わうという時間がなかったので、それが本当に価値のあるものなのかどうか定かではないが、ざっとご覧いただければと思う。




*肉形石
イメージ 1
【故宮博物院の2大シンボル】
○ 翠玉白菜 (1枚目の写真)
清の第11代皇帝光緒帝の后、瑾妃の嫁入道具として紫禁城の永和宮に飾られていたもの。清廉潔白を意味する白菜の上に子孫繁栄と多産を意味するキリギリスとイナゴが配されている。
○ 肉形石   (2枚目の写真)
清の第5代皇帝雍正帝の寝宮であった養心殿に置かれていたもの。3層に分かれた天然石に彩色と加工を施し、豚の角煮そっくりに仕上げた傑作。


イメージ 2さて、本日の掲句は、そんな「故宮博物院」を訪れた時に詠んだ句である。中七の「眠る」という言葉は、王宮の栄枯盛衰に偲んで使用したもの。下五の「寒の雨」は冬の季語。


イメージ 3イメージ 4
ところで、「故宮」と言えば、通常、北京の旧市内のほぼ中央を占める「紫禁城(しきんじょう)」のことを言う。明、清時代の古い宮城ゆえに故宮と呼ばれ、約490年間、24人の皇帝の居城となった。

イメージ 5「故宮博物院」は、1911年の辛亥革命によって清朝が倒れた後、その故宮にあった宝物を収蔵し、1925年宮殿内に設立された。

イメージ 6その後、日中戦争、国共戦争を経て、宝物の一部が台湾に運ばれ、1965年に同名の「故宮博物院」が台北市に設立され現在に至る。

イメージ 7イメージ 8従って現在、「故宮博物院」は北京市と台北市の両方にあるが、どちらかというと台北の方が人気が高く、世界四大博物館の一つにもなっている。

イメージ 9▽▼
イメージ 10▽▼
以下には、五日目に行った他の訪問先などのスナップ写真を掲載する。

【国民革命忠烈祠】
イメージ 11国民革命忠烈祠(こくみんかくめいちゅうれつし)は、辛亥革命を始めとする中華民国建国および革命、中国大陸での日中戦争などにおいて戦没した英霊を祀る祠で、中華民国国防部の管轄下にある。

イメージ 12忠烈祠は、衛兵交代のセレモニーで有名。選抜された兵士が、1時間交代で大門と大殿を各2人ずつで守っている。任務に就くと1時間微動だにせず、瞬きも控えている。

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イメージ 14▽▼
【台北市の街角】
▽▼街を埋める大量のイメージ 15バイク
▽▼最近はやりの自転車シェアリング
イメージ 16▽▼秒が表示される信号機 
イメージ 17▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼
以上をもって台湾旅行の記事は終了。謝謝


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