長雨で鳴かず飛ばずの蝉一座
■ 長雨で鳴かず飛ばずの蝉一座 ( ながあめで なかずとばずの せみいちざ )ここ数週間は雨が降ったり止んだりで、冴えない天気が続いている。例年なら梅雨明けになる頃だが、今年はそんな気配がない。 梅雨入りが例年より20日ほど遅かったためなのかもしれないが、こう鬱陶しいとやりきれない。...
View Article電飾の花というべし灸花
■ 電飾の花というべし灸花 ( でんしょくの はなというべし やいとばな )先日、いつもの散歩道を歩いていると、灌木に蔓を絡ませながらが花を咲かせている「灸花(やいとばな)」見た。 花名についている「灸(やいと)」だが、若い人はほとんど聞いたことがないかもしれない。今は「お灸(きゅう)」と言った方が通るかもしれない。...
View Article人恋いの鬼百合揺るる川辺かな
■ 人恋いの鬼百合揺るる川辺かな (再掲) ( ひとこいの おにゆりゆるる かわべかな )一昨日は、箱館山ゆり園で見た「透百合(すかしゆり)」を取り上げたが、今日は別種の「鬼百合(おにゆり)」を取り上げたい。 この百合は、街中の道端や川辺などでも自生し、近辺でもよく見かける。...
View Article▼お知らせ:ブログの移行について
2011年の7月15日に開設した本ブログも昨日で丸8年経過しました。ご訪問いただきました方々も累計で40万を超えました。これだけ、長く続けることができたのも、ご訪問いただきました方々、中でもナイスやコメントを寄せていただいた方々のおかげと、ここに深く感謝申し上げたいと思います。つきましては、これを機にAmebaブログの方にデータを完全移行したいと思います。実施するのは、今週末の7月20日と考えており...
View Article較ぶれば大和撫子お淑やか
■ 較ぶれば大和撫子お淑やか ( くらぶれば やまとなでしこ おしとやか )本日取り上げる「大和撫子」は、秋の七草の一つで秋の季語にもなっているが、既に方々で咲いている。 花期が6月~9月なので、立秋以後に取り上げることも考えたが、現在、「大和撫子」以外にもナデシコ科ナデシコ属の花が盛んに咲いているので、それと合わせて取り上げることにした。...
View Article■箱館山ゆり園にて 二句
■ 箱館山ゆり園にて 二句 ○ 百合園や既に終わりしものもあり ( ゆりえんや すでにおわりし ものもあり ) ○ 梅雨晴間笑うがごとく透百合 ( つゆはれま わらうがごとく すかしゆり )先週は、雨が降ったり止んだりの梅雨らしい天候が続いたが、丁度土曜日が終日くもりで雨が降らないという予報だったので、滋賀県の箱館山(はこだてやま)ゆり園に行ってきた。...
View Article姫女苑とことん咲いて疎まれず
■ 姫女苑とことん咲いて疎まれず ( ひめじょおん とことんさいて うとまれず )今日は、朝方から晴れていたので、久しぶりに近辺を散歩した。 花としては、既に本ブログでも取り上げた「藪萱草(やぶかんぞう)」や「姫檜扇水仙(ひめひおうぎずいせん)」などがあちらこちらで咲いていた。...
View Article凌霄の花の屋敷も今はなし
■ 凌霄の花の屋敷も今はなし ( のうぜんの はなのやしきも いまはなし )先週の土曜日に行った植物園では、蓮の花の他にもいくつか満開になっている花があった。その一つが、本日取り上げる「凌霄花(のうぜんかずら)である。植物園の「四季彩の丘」に設置された棚や樹木を覆うように花を咲かせていた。...
View Article緑一色土手に屈めば捩じり花
■ 緑一色土手に屈めば捩じり花 ( りゅういーそー どてにかがめば ねじりばな )いきなりだが、「緑一色」をどう読むか。「みどりいっしょく」と読めば普通だが、「りゅーいーそー」と読めば、多少とも麻雀(まーじゃん)をやったことがある人だろう。*緑一色とは、麻雀における役のひとつ。役満。二索 三索 四索 六索 八索...
View Article赤チンの色に咲きけりゼラニウム
■ 赤チンの色に咲きけりゼラニウム ( あかちんの いろにさきけり ぜらにうむ )最近は、実にたくさんの園芸植物が見られるようになった。当然ながら、それらは、人間のために作られているので、どれも美しい。そのため、他の植物との違いを言葉で表すことができず、俳句に詠むことが却って難しい。 本日取り上げた「ゼラニウム」もその一つで、数年前から花と名前は知っていたが、句には詠めなかった。...
View Article三日目はいとしどけなく蓮の花
■ 三日目はいとしどけなく蓮の花 ( みっかめは いとしどけなく はすのはな )先週の土曜日は、例により二週間ぶりに京都の植物園に行ってきた。 いつものように正門から入り、左回りに散策を始めたが、まず、バラ園に行くと遅咲きの薔薇が咲いていた。 それから、沈床庭園へ行くと、「カンナ」が前回よりも勢いよく咲いていた。一方、アジサイ園の紫陽花は、色あせたものが多かった。...
View Article廃ビルを覆い尽くせり蔦若葉
■ 廃ビルを覆い尽くせり蔦若葉 ( はいびるを おおいつくせり つたわかば )今日取り上げる「蔦(つた)」については、これまで、秋に色づく「蔦紅葉(つたもみじ)」で何度も取り上げてきた。 しかし、「蔦若葉(わかば)」については、これまで取り上げることはなかった。この時期は、比較的取り上げる題材が多かったせいだろう。...
View Article舞妓らのうなじ艶めく半化粧
■ 舞妓らのうなじ艶めく半化粧 ( まいこらの うなじつやめく はんけしょう ) 一昨日の7月2日は、「半夏生(はんげしょう)」に当たる日だった。とは言っても、あまり聞きなれない言葉であり、知らな人も多いのではないだろうか。かく言う自分も、この言葉の意味を知ったのは数年前のことである。...
View Article土手の姫檜扇水仙しずく垂る
■ 土手の姫檜扇水仙しずく垂る ( どての ひめ=ひおうぎずいせん しずくたる )梅雨に入り、大雨は降らないものの断続的に通り雨が降る。すかっとした青空は暫く見られず、どんよりとした鈍色が空を覆っている。 そんなおり、近くの疏水沿いを散歩すると、夏草が生い茂り緑一色になっている土手の一画に、鮮やかな朱色の花が群れ咲いていた。...
View Article断捨離で忘れ難きを忘れ草
■ 断捨離で忘れ難きを忘れ草 ( だんしゃりで わすれがたきを わすれぐさ )九州地方では大雨が続いているようだが、京都は朝から曇り空で雨は少しだけ降った。気温は25度を超えてはいるが、比較的涼しいので助かっている。...
View Article真夏日の真昼の真っ赤なカンナかな
■ 真夏日の真昼の真っ赤なカンナかな ( まなつびの まひるのまっかな かんなかな )近畿地方も、6月26日に漸く梅雨入り宣言がなされた。例年より19日も遅いそうだ。そのせいか、今週一週間は雨がずっと続く予報である。 勝手なもので、雨が降らない時は、一雨降って欲しいと乞い願うが、雨が続くと鬱陶しく思う。なかなか希望通りにはいかない。...
View Articleタイタンの愛でし花かも泰山木
■ タイタンの愛でし花かも泰山木 ( たいたんの めでしはなかも たいざんぼく )今日取り上げる「泰山木(たいさんぼく)」を初めて見た時は、こんなに大きな花をつける植物があるんだと少々驚いた。 初めて見たのは、やはり植物園だったが、先週の土曜日に行った時は、まだかなりの花をつけていた。ただ、既に錆色に変色しているものも散見された。...
View Article合歓の花バブルの末の赤ジュリ扇
■ 合歓の花バブルの末の赤ジュリ扇 ( ねむのはな ばぶるのすえの あかじゅりせん )先日、京大農学部グランド近くの散策路を歩いていたら、合歓(ねむ)の木に沢山の花が咲いているのに出会った。 こちらには、何本かの合歓の木が植えてあって毎年花を咲かすのだが、高木のため、仰ぎ見なければ気が付かないこともある。...
View Article口は禍のもと梔子は白
■ 口は禍のもと梔子は白 ( くちは わざわいのもと くちなしは しろ )今日も昨日に続いて白い花を咲かせる「梔子(くちなし)」の花を取り上げたい。 この花には一重と八重があり、見た感じはかなり違う。一重は六弁で端正な感じであり、八重は薔薇や椿の花と同様にふっくらとして華やかである。 ただ、咲ききった時の花の色は、目の覚めるような純白であり楚々として美しい。...
View Article